東京マラソン、国内初の賞金レースに、定員は5000人増

2009年東京マラソンの組織委員会が16日に開催され日本では初めての賞金レースとなることが決定しました。また、フルマラソンの定員が25,000人から30,000人へ5,000人増加することもあわせて決まりました。

国内の主要レースに関して賞金化する方針がすでに日本陸連で承認されていますが、賞金化が決まったのは初めてとなります。具体的の金額や対象ははこれから日本陸連と調整することになるが、大会事務局側は「海外に匹敵する金額にしたい」としています。

今年の大会ではフルマラソンに定員の5倍を越える約13万人が申し込みました。そこで、5千人程度であれば増員可能ということで定員を3万人に増員することとしたものです。


賞金化は我々市民ランナーには縁のないことではありますが、海外の主要レースと同様に賞金レースとなることで、今まで以上に有力なランナーの参加が期待できます。5千人の定員増は焼石に水の感はありますが、少しでも定員が増えることは抽選に外れて参加できなかったランナーには朗報でしょう。ただ、いずれにしても参加希望者に対して定員が大幅に少ない状態は変わらないわけで、他にも改善を検討してほしいと感じます。

現実的に定員をこれ以上大幅に増やすことは不可能だと考えられます。そこで、たとえばボストンマラソンのように年代別に標準記録を設けて、それを満たしているランナーは優先的に参加できるとか、続けて何回も落選しているランナーは当選の確率を上げるなどのことも考えてもいいのではないかと思います。底辺を広げるという意味でより多くのランナーの参加と、本当に参加したいランナーのバランスも考慮してより良い大会となることを望んで止みません。

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