福岡国際マラソン、ケベデ(エチオピア)が大会新で優勝、入船が2位

来年8月の世界陸上選手権ベルリン大会の代表選考会を兼ねた第62回福岡国際マラソン選手権大会福岡市の平和台陸上競技場を発着点とする42.195キロのコースで行われ、海外招待選手のケベデ(エチオピア)が大会新記録となる2時間6分10秒で優勝しました。日本人勢では入船敏(カネボウ)が自己ベストの2時間9分23秒で2位に入り、代表に内定しました。

レースはペースメーカーが離れた30kmから35kmまでの5キロを14分17秒の驚異的なペースでスパートしたケベデが独走でゴールしました。日本人トップ争いは30キロでまず松宮祐行(コニカミノルタ)が仕掛け、32キロでは佐藤智之(旭化成)がスパート。しかし、35キロ過ぎ入船が佐藤を振り切り2位でゴール。5位から追い上げた藤原新(JR東日本)が3位、佐藤は4位でした。

  

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2位で世界陸上選手権ベルリン大会の代表に内定した入船は自己ベストを更新しましたが、トップのケベデとは30kmからの12kmの間で3分13秒差と大差をつけられました。ケベデは1987年1月生まれの21歳、一方入船は1975年12月生まれの32歳、3位の藤原、4位の佐藤がともに27歳であり、スピード化する世界のマラソンにどう対応するのかと、若手の成長が求められることがはっきりした大会でもありました。

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