1.ランニングの効果

私がランニングを始めたのは1999年2月です。私が勤務している会社では毎年この時期に健康診断が行われます。40歳を過ぎたころから毎年指摘されたのが、コレステロールや中性脂肪、尿酸値の高さなど今で言うメタボリックシンドロームでした。

身長173センチに対して、体重68キロとは極端に太っているということではありませんでした。それでも以前履いていたズボンのウェストがきつくなってきて、漠然と何とかしないといけないなとは思っていました。

健康診断での指摘もあって何か運動をしないといけないなと思ったのが、ランニングを始めたきっかけでした。

1999年2月にランニングを始め、その年の5月に始めてランニング大会に参加、10kmのレースを走りました。そのとき、走る楽しさを感じたように思います。次の年の4月にかすみがうらマラソンを完走、翌年の6月にはサロマ湖100kmウルトラマラソンを完走することができました。

ランニングにはいろいろな効果があると思いますが、なんといっても健康な体が得られることが最大の効果だと思います。最初にも書いたようにランニングを始めた結果は、健康診断で示された不健康さを示す各種の数値でしたが、それらの数値は見事に改善されました。体重は60キロ前後に減り、履けなくなってしまったズボンも楽にけるようになりました。ベルトの穴2つ分はウェストが細くなりました。いわゆるメタボリックシンドロームから抜け出すことができました。

2.ランニングはダイエットに最適

ランニングの最大の効果は、体重の減少つまり肥満の解消と、肥満が原因の生活習慣病等からの危険から逃れられることにあると思います。肥満の原因は食べすぎと運動不足にありますが、ランニングを代表とする有酸素運動は運動不足の解消、ひいては肥満の解消に最も効果的です。また、継続的に運動することによって、悪玉コレステロールや中性脂肪が減少し、善玉コレステロールが増加します。

有酸素運動にはランニングのほかにもウォーキング、スイミングやサイクリングなどがあります。これらの有酸素運動の中でもランニングはその効果や簡単に取り組めて長く継続できることなどから最も優れていると、私は考えています。

また、ランニングを始めてから風邪を引くことがなくなりました。ランニングを始めてから8年間は、風邪を引いたりして体調を崩して会社を休んだことは一度もありません。

さらに、夏の暑さに強くなりました。ランニングをすると当然体温が上がり汗をかきます。その結果、それまで眠っていた汗腺の働きが活発になり汗を上手にかけるようになること、それと同時に体温調節能力が向上するからであると考えられます。実際、真夏でも自宅ではまったくクーラーを使用しません。現代人はいつも空調の効いた環境にいるので体温調節能力が落ちていると言われます。ランニングによって夏でもエアコンの必要がない生活を送ることができるようになります。

そのほかにはストレス解消があげられます。ランニング中はいろいろと細かいことは考えられません。すると、仕事でいやなことがあったりしても走っている間はそういったことは忘れてしまいます。走った後の爽快感とともに1日のいやなことは忘れて、すっきりとすることができます。また、春や秋の気候がいいときに自然の中を走ることでたでは味わえない爽快感を感じることができます。普段、車で通り過ぎていることころでも、自分の足で通ることによって思わぬ発見をすることもあります。

メタボリックシンドロームが気になる、ダイエットをしたい、それにはランニングが一番です。


さあ!ランニングをはじめましょう。


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