1.シューズ

まず最初にほかのものを差し置いてもランニングシューズを揃えましょう。スニーカーやテニスシューズも見た目はランニングシューズとあまり違わないように見えますが、それぞれのシューズはそれぞれの運動をするために最高のパフォーマンスを発揮するように作られています。ランニングをするためにはいいランニングシューズが絶対欠かせません。

ランニングシューズ以外では、楽しく走れないばかりか、時には故障の原因にもなります。

ランニングシューズは是非専門店で買ってください。スーパーなどにもランニングシューズと称してシューズを売っていますが、中にはランニングにはふさわしくないものもあります。勿論しっかりした製品もありますが、最初のうちは専門店で豊富な専門知識を持った店員さんから購入しましょう。

専門店に行ったら、自分のランニングの経験や走る目的を話して、店員に選んでもらいましょう。そのとき、必ず両足とも靴ひもを結んで店内を歩いて足にフィットするか必ず確かめましょう。もしあわないようなら遠慮なくほかのモデルを出してもらって、納得するまで試してください。もし店員がそれを嫌がるようだったら、そのような店で買う必要はありません。

ためし履きをするときのポイント

①かかとがしっかりとフィットしていること

歩いてみて、かかとが脚の動きにしっかりとついてくることが必要です。またそのために、履いたときにかかとを少し持ち上げて床にうつけるような感じで、靴の中で足をかかと側に寄せるようにしてから靴ひもを結ぶようにします。

②つま先に余裕があること

走るときに、指があたるとまめができたり、つめを傷めたりする原因になります。つま先に1cmくらいの余裕があるサイズを選びましょう。普段はいている靴よりも1cm~1.5cmくらい大きいサイズでちょうどいいと思います。

③甲などが当たらないこと

足の甲や親指や小指の付け根が当たるようだと、走っているうちにその部分が擦れて痛くなってしまいます。

④ぐらつかないこと

歩いてみて、足が靴の中で動かず、全体的にしっかりフィットしていて、かつどこにもストレスを感じないものを選びましょう。


値段はもしかすると思っているよりも高いかもしれません。一流メーカのいいシューズだと8千円から1万数千円します。特別高いものを買う必要はありませんが、定価でこの程度のシューズなら安心です。

2.ウェア

ウェアを選ぶ上で一番重要なのは、汗をすばやく蒸発させる速乾性です。ランニングをすると体温の上昇に伴って汗をかきますが、その汗がウェアにいつまでも残っていると不快なだけでなく体を冷やす原因になります。

最初はランニング専用のウェアでなくても、ユニクロなどのTシャツなどでも速乾性に優れた製品で十分だと思います。

次に重要なのは厚着をしすぎないことです。走り始めは少し寒いと感じても、走り出して体が温まってくると寒さは感じなくなります。むしろ必要以上に厚着をすると発汗量が多くなり、給水を十分にしないと走り続けられなくなります。

三番目に、体にフィットし動きやすいことが重要です。その点で、夏であればランパン、ランシャツが最適です。しかし、最初のうちはランパン、ランシャツには抵抗があると思いますので、ボックス型の短パンに半そでTシャツで良いのではないかと思います。

春秋は気温によって半そでを長袖にし、短パンをハーフパンツにし、さらにロングのジャージして調節します。

さらに気温が下がってきたら、上半身はTシャツの上にベストやウィンドブレーカー、トレーニングウェアを重ね着して調節します。

最近は特に女性用のウェアはカラフルでデザインも優れた製品が増えてきました。季節に合わせていろいろとコーディネイトを楽しみながら選んでみましょう。

3.キャップ、手袋など

強い日差しから守るためにもキャップは重要です。メガネをかけていると、雨が降ってくるとメガネに水滴がついて視界が悪くなってしまいますが、キャップをかぶっているとそれを防ぐことができます。

気温が低い冬は手袋が必須です。特に寒さが厳しい地方では、フリースなどの素材でできた防寒性の高いものが良いでしょう。ただし、汗が透過する素材のものを選ぶようにします。

寒さが厳しいときには、耳まで覆う帽子やイヤーパッドがあると助かります。

 

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